集客率を高める！ガラポン抽選会成功のコツ
抽選会というとガラポンを思い浮かべる方も多いと思います。ガラポンは老若男女に理解されやすく馴染みのある抽選方法です。2020年春以降、新型コロナウイルス流行は、抽選会などイベント企画にも大きな影響を与えました。そのため以前とは違う配慮が必要になります。
今回は、ガラポン抽選会の成功のコツについて、新型コロナウイルスの影響も含め実施結果とともに紹介します。
ガラポン抽選会成功のコツ
ガラポンが向いている抽選会場とは
ガラポン以外にも三角くじやガチャなど抽選方法はたくさんあります。抽選会場の広さや集客数はもちろんのことターゲットとなるお客様の年齢層によって向いている抽選方法が変わります。
ガラポンが向いている抽選会場とは、ある程度の広さが確保でき、ガラガラとにぎやかな雰囲気に合う会場です。レシートの金額に応じて行うことも多いことから、販売促進効果も得られる商業施設での抽選方法によく用いられます。商業施設では一般的に幅広い年齢の方が利用するため、時計回りに一周するガラポンはわかりやすく受け入れやすい抽選方法です。
わかりやすい誘導が重要
同会場で受付と抽選スペースなどブースが分かれている場合には、お客様がわかりやすいように誘導するスタッフが必要になります。特に、新型コロナウイルスの影響からソーシャルディスタンスを保ち、並ばなくてはなりません。また、以前より人口の密集を避ける傾向はあり、魅力的なイベントであっても列の並びがわからないなど理由から辞退する方も増えています。
こうしたことからも、お客様が各ブースにスムーズに並べるように誘導することが重要です。
実施結果について
実施日時
第1回
2019年8月11日（日）10:00〜17:00
第2回
2020年7月4日（土）11:00〜17:00
夏のイベントでは猛暑日に当たることも多くあります。屋外スペースでは雨天以外でも猛暑などの影響で通行人の数が減少します。実際に1回目の開催時は猛暑に見舞われ、14時までの来客数が少なく終了間際に多くの人が集まる場面もありました。
実施場所
第1回
レシピ下北沢 1F特設会場
第2回
レシピ下北沢 foodium正面入口付近
小田急小田原線下北沢駅南西口から徒歩1分の屋外スペースです。
1回目はスペースの面積は広く、季節のイベントも開催されます。2回目は1つのブースでノベルティの配布と抽選会が行えるように会場は小さめに設置しています。
どちらも共通することは人の並ぶスペースの確保が必要です。
抽選会への参加条件
1回目
館内で1000円以上のお買い上げレシートにつき、1回抽選会参加
（お一人様最大5回まで抽選可能）
2回目
館内で2000円以上のお買い上げレシートにつき、ノベルティをプレゼント
さらに、アンケートに回答されたお客様を対象に抽選会参加
抽選会参加への条件を館内のレシートで行うことは多いです。設定金額は1000円〜3000円が一般的で、抽選会に参加を目的とした販売促進にも繋がりやすい金額になります。
実施体制
1回目
ディレクター 1名
スタッフ 4名
2回目
ディレクター 1名
スタッフ 1名
1回目は受付と抽選会場が異なるブースで行いました。このような抽選会では、必ず誘導スタッフの配置が必要になります。また、2回目は設置場所は1箇所ですが、列の様子を確認しながら並んでいる人数に応じて声掛けを行います。周辺の店舗などに迷惑がかからないように配慮が必要です。
新型コロナウイルスの影響で設置スペースを縮小して感染予防対策を行うイベントも増えています。
ガラポン抽選会実施効果
1回目
10:00〜17:00の時間帯に7時間実施
抽選会参加人数 約500名・抽選回数 1174回
2回目
11:00〜17:00時間帯に6時間実施
抽選会参加人数 約80名・抽選回数 73回
1回目
参加者の数は猛暑の影響もあり16時〜17時が最も多く、100人以上のお客様が参加されました。本来予定していた受付時間は終了時30分前でしたが17時まで受付を延長して抽選会を実施しました。抽選回数を参加者人数から算出すると2,61回となり、お一人様あたりの参加回数は2〜3回でした。
2回目
2回目も参加人数は16時〜17時が最も多く21名のお客様が参加されました。開始から2時間くらいは抽選会に興味を示すお客様があまりいませんでしたが、昼過ぎから当選した鐘の音につられて徐々に人数は増加しました。抽選会では鐘の音も集客率を高めるのにとても有効な手段です。
お客様の声
ガラポン抽選会に参加されたお客様の声を紹介します。
1回目
「今年は猛暑で日中の買い物は避けるため、買い物に出る時間が遅いので18時までやってほしい」
「16時30分が受付終了と諦めていたけど、17時まで受付してくれたので嬉しい」
時間帯で参加できなかったお客様も多くいました。
「お買い物券はどこで使えるのですか？」
２等賞のお買い物券に当選したお客様などから実際にどこで使えるのか質問がありました。商業施設での景品にはその館内で使用できる商品券が景品になることが多くありますが、該当しない店舗もあるため確認が必要です。
2回目
「やっとイベントできるんですね」
新型コロナウィルスの影響でイベントが自粛されていたため、多くのお客様からこのような反響がありました。
「3000円分の商品券が当たるのはお得ですね」
今回20名様に3000円分の商品券が当たる抽選会であったため、当選されたお客様も多く満足していました。
まとめ
今回はガラポン抽選会のコツについて紹介しました。ガラポン抽選会では、お客様が自分でガラポンを回せるメリットがある反面、回すスピードには個人差があるため、時間がかかってしまうデメリットもあります。
抽選方法には必ずこのようにメリット・デメリットがあり、会場のスペース、来客されるお客様の属性、販促予算などに応じてベストな形式を提案します。
